第17章 Afterward 〜ネコとくま〜
正常位に体位が変わる。
翔くんが上から僕を見つめる。
翔くんの目がキラキラしてて…
引きつけられるようにキスをする。
割り開かれた脚。
翔くんが左足だけ肩にかける。
角度が変わって…
僕の快楽のスイッチを翔くんが掠める。
「あっん」
そこからはもう言葉もなくて
ただ互いの呼吸と僕の喘ぎ声と
躰がぶつかるだけが空間を満たす。
「あっ、ん、ん、ん…しょう…
ダメ…なんか…おかしくなる…」
「いいよ、おかしくなって…
おれで…狂って」
「あー、あぁー、ん、あ、あ…
イく…イッちゃう…」
「ほら…いっしょに…ね?」
翔くんの動きがますます早くなって
僕も追いつめられる。
「ほら…イっちゃいなっ」
翔くんが僕の中で大きくなって
びくびくっていって…。
僕は翔くんの手の中で
びくびくってなって…。
二人で果てた。
それでも翔くんは許してくれなくて…。
そのまま、朝まで抱かれた。
「しょ…く…もぅ…むり…
ほんと…おねがい…ゆる…して」
何度目かの僕の懇願に
ようやく許してくれた翔くん。
僕はそのまま白い世界に吸い込まれた。