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Side by Side  【気象系BL小説】

第17章  Afterward 〜ネコとくま〜


翔くんが僕の躰を引きよせて膝に載せる。

そして、そのままキスをしてくる。


絡む舌とともに苦みを感じた。

次の瞬間、僕はその苦みの正体を悟る…。


「…しょうくんのバカ、鬼、悪魔、鬼畜!」


力の入らない手で

翔くんの胸を叩きながら言う僕。

そんな僕をみてにやりと笑う翔くん。

…もしかして僕…

なにかまずいスイッチを

押してしまったかもしれない。


「可愛い口からなんてことを言うかなぁ…」


いつのまにかローションで濡れた指を

僕の蕾に沿わせそこを弄りながら

翔くんが続ける。


「馬鹿は雅紀だし、悪魔はニノだろ?

 鬼畜は潤じゃん?」


そういってわざとあいつらの名前を出す。

思わず浮かぶ3人の顔。

それがわかったかのように

指を動かしながら翔くんが言う。


「まぁ俺が鬼なのは事実だから?

 鬼らしく攻めてあげるね?

 今日はやめてって言っても

 やめてあげない。

 だって俺、鬼だから」

笑いながらいう翔くんは…

多分…いや間違いなく鬼だと思う。

僕が言ったことだけど…

今夜はきっと眠れない。

「あと何回、イケるかな?」

そういう翔くんの笑顔が怖い…。
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