第17章 Afterward 〜ネコとくま〜
「しょうくん…
めちゃくちゃにして…
この何ヶ月か、ずっと感じてた
寂しさを全部忘れたいから…
ぐちゃぐちゃになるぐらい…
翔くんをちょうだい。
僕を翔くんでいっぱいにして…」
翔くんの手が僕の頬に触れる。
目からこぼれる涙を舐める。
「いいの?
本当に歯止め効かないよ?」
「うん…いいから…
歯止めなんていらないから…
躰に教えて…」
翔くんはゆっくりと僕の躰をベッドに押し倒す。
翔くんの指が僕の胸を這う。
ゆるゆると胸の突起を弄る指に
もどかしさが募る。
「翔くん…もっと…ねぇ」
腕を伸ばし翔くんの首に巻き付ける。
そのまま唇を押し付けて
翔くんのぽってりとした唇を舌で割る。
「ふっっんっ…しょ…く…すき」
「ん…さと…く…すきだよ…
もっと…もっと…感じて」
首に廻す腕を外し、頭上に
ひとまとめにされる。
「さとしくん、隠さないでね…」
そういって片手で僕の腕を押さえたまま
唇を胸に当てちゅっと吸った。
「んんっっ」
その刺激に上がる声を抑えられない。
いつもなら手を当てて抑えるのに
それを翔くんは許してくれない。