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堕ちていく恋心【イケメン戦国】*R18指定*

第6章 堕とされた恋心


「を信じてやれよ、あいつの心にはお前しかいないんだぞ。光秀がいなくなったと聞いた時のの顔__
あんな切なそうな女の顔をするは初めて見た」


が?


「光秀……を幸せに出来ないなら別れろ」

「秀吉が指図する問題ではなかろう
これは俺との問題だ」

「俺は兄としての幸せを願っている」

「……考えておく」

「光秀!!」


秀吉の怒鳴り声を背中で聞きながら俺は歩きだした。


「ふむ……」


恋心とは厄介なものだな
いや、俺の性格が厄介なのか?


人を疑うことには長けてはいるが、信じるということに関してはかなり劣っていると自覚をしている。

の気持ちが信じられないのか__

問うと言葉は信じる事が出来ない
だから、躰で縛り付けようとした俺


しかし、それは間違いだと分かった



俺の無事な姿を見て安堵の涙を流したの顔が脳裏をよぎる


なら
違うな


だけは信じられる
いや、信じたい


しかし、それを秀吉に諭されるとは不愉快なのだが……


一応、あのお節介焼きに感謝はしておいてやるか




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