第8章 二人きり
「ダリューン‥」
里奈は嬉しかった
「お互いの事を呼び捨てにしてはどうだ?」
「呼び捨てですか!?」
「あっ里奈は呼び捨てだったな‥ダリューンはどうする?」
ダリューンは里奈をみた
「あっ‥私は今まで通りでもかまわないよ?無理に呼び捨てしなくていいよ!」
「あっ‥私はもういくよ!二人きりの時間を邪魔してすまない!」
アルスラーンは部屋を後にした
「月‥」
里奈は窓をふとみた
月が綺麗に輝いている
「ダリューン?」
ダリューンは腕組みをして考えている
「ダリューン?さっきの事?」
「あ‥すいません殿下!やはり今まで通りで‥」
「大丈夫だよ!急に呼び捨てされても多分私緊張しちゃうし」