第1章 殿下
「あのさ‥ダリューン‥」
「はい何でしょう?」
「兄上の手紙には私に王になってほしいって書いてあったんだよね?」
「はい」
里奈にはその手紙に疑問をもっていた
「王ってさ男がなるものだよね?私男じゃないし‥」
「アルスラーン殿下の事です。そこには気づいていなかったのでは?」
ナルサスにそういわれ里奈も納得ができた
「兄上なら‥そうかもね‥ダリューン達は兄上についていなくていいの?今さらだけど‥」
「手紙にはかかれていませんでしたがアルスラーン殿下にあなたを守るように言われております」
「兄上にはやく会いたいな」
進んでいくとある城についた
「ここは‥」
里奈には前に来たことがあるような感じがした