第5章 ありがとう
「殿下!大丈夫ですか?」
「心配かけてごめんね!ダリューン‥皆」
ふと振り返るとヒルメスはいなくなっていた
「殿下はヒルメスを信じたのですか?」
「うん‥」
「いったんここをでましょう」
外にでて里奈は気づいた
「あ‥」
自分の馬がいないのを
「しばらくダリューンと一緒にお乗り下さい」
里奈は頷きダリューンと一緒にシャブラングに乗った
「何かあったら言ってください」
「うん」
エラムは里奈の顔が赤い事に気づいた
「顔が赤いですよ?殿下大丈夫ですか?」
「殿下!熱ですか?」
「だっ大丈夫大丈夫!」
里奈は慌ててそういった
(どうやら殿下はダリューンが好きみたいだな)
ナルサスにはバレている