第5章 ありがとう
「ヒルメス‥!」
「貴様のせいで‥」
ヒルメスは剣を里奈に向け剣を振り下ろした
里奈は目を瞑った
「殿下!!」
ダリューンは里奈の前にたった
「ダリューン‥」
「殿下‥申しわけありません」
「殿下今縄をほどきます」
エラムは短剣で縄をきった
「ここがわかったのは褒めてやろう」
ダリューンは里奈の傷に気づいた
「そのお怪我は‥」
「かすり傷だから大丈夫」
「そいつを渡せ」
「殿下は渡さん!」
「ヒルメス‥何があったの!どうして変わっちゃったの‥なんで仮面なんか‥」
「そんなに知りたいなら教えてやろう」
ヒルメスは仮面を外した
「その顔‥」
ヒルメスの顔には火傷の後があった