第4章 誘拐
「はやく殿下を見つけないと」
「ダリューン‥おそらく奴は殿下を殺したりしないはずだ」
「殿下‥」
ナルサスの知恵をたよりに里奈の居場所を探した
「ナルサス様?どうなさいました?」
ナルサスは急にとまり目を瞑った
「ダリューン!殿下の居場所がわかったぞ」
「本当か!?」
「あぁ俺についてこい」
(殿下‥無事でいて下さい)
ヒルメスは里奈の胸ぐらを掴んだ
「離して‥」
そして地面に叩きつけた
「いたっ‥」
ヒルメスは剣をだし里奈の頬を軽く切った
「ヒルメス‥!私はあなたの友達!」
「黙れと言っているのがわからないのか!」
ヒルメスは里奈に向かって剣を投げた
「ん‥」
里奈にぎりぎりあたらない所に剣を投げてきたため里奈は怖くて仕方なかった