第4章 truth
「翔…好きだよ…」
翔の頬を両手で包み込んだ。
しっとりと頬に手が吸い付く。
唇にまたキスを落とすと、翔の身体が震えた。
「かずくん…すき…」
「ん…すきだよ…翔…」
翔の髪を撫でながら、またキスをした。
そのまま翔をソファに押し倒すと、もう止まれなかった。
翔の手が俺の身体をまさぐって、俺の身体の熱を高める。
俺も翔の身体をまさぐって、熱を高める。
翔の手が、俺の素肌に触れた時、あの時感じたような、今までにない快感が通り過ぎていった。
なんで翔が触ると、こんなに気持ちがいいんだろう。
「もっと…触って?翔…」
「ん…かずくん…」
翔の手が俺のシャツの中に入って、背中をつっと撫でた。
俺も翔のシャツに手を入れて、肌を撫でた。
すべすべの綺麗な肌…
翔のシャツの上から、尖りを探しだし唇で挟み込む。
「ん…う…いや…」
「嫌じゃないでしょ…キモチイイでしょ?」
「ん…」
翔の頬がだんだん朱に染まる。
目尻に涙を浮かべながら、俺から与えられる快感を身体に溜め込んでいる。
「あ、あ…かずくん…ここ…」
「ん…どうした…?」
翔の手が、俺の中心を掴んだ。