第21章 is a rose…

翔がいきなり起き上がって、自分から俺を引きぬいた。
ごろんとベッドに仰向けに寝ると、俺に向かって足を開いた。

うわっ…えっろ…

「かずくん…おかおみる…」

そう言って翔は、自分の後ろに俺を押し当てた。
いつになく積極的な翔に、我を忘れてしまった。
そのままずぶりと翔の中に入ると、腰を持って突き上げるように腰を動かした。

「あああっ…」

翔がぎゅっと俺の肩を掴んでも、止まることができなかった。

「翔、イクよ…？いっしょに、ね？」

ビクビク震える身体を抱きしめて、翔の熱い中心を握りしめた。

「やあっ…かずくんっ…へんっへんっ…」
「うあっ…すっげ…締まる…翔っ…も、ダメ…」
「んんっ…ぼくっ…ぼくっ…」
「あああっ…翔っ…イクっ…」

翔の中におもいっきりイってしまって…
ふと気づいたら、翔は気を失ってて。
ビクビク身体を震わせて、イってるのに、意識がない。

「あっ…えっ…マジで！？」

慌てて翔の中から抜けだして、互いの出したものを処理すると、濡れタオルで翔の顔を拭いた。

「翔…？翔…どうしよう…」

何が起こったのかわからない。
翔のとじた目の長いまつげを眺めながら、俺は途方に暮れた。