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Re・Birth【気象系BL小説】

第15章 hope


「えっ…安藤が!?」
「日吉の商店街に現れたそうです」
「それはどこ情報ですか?」
「うちの情報網です」
「警察は絡んでないんですね?」
「はい」
「俺…行ってもいいですか?」
「相葉さん!」
「決して!決して迷惑は掛けませんから…」

相葉さんは、拝むように手を握り合わせて頭を下げた。

「…顔をあげてください…」

美穂さんが溜息を付きながらメガネを上げた。

「とりあえず急ぎましょう。二宮さんを見つけるのが先です」

由美さんが準備を始める。

「私も行きます」

そう言うと、美穂さんがまたメガネを上げた。

「美樹さん…あなたまで…」
「翼くんは預けます。私も居たほうがなにかと便利です」
「美樹さん…」
「美穂さん、そーですよ。美樹さん、強行犯用の訓練してんですから…」

由美さんが準備をしながら同意してくれた。

「そう言ったって、今から翼くんを預けるとこなんて…」
「俺に心当たりがあります」

相葉さんがスマホをとりだした。



「この子が翼…?」

ガオという人が翼くんの頭に触れた。
翼くんはずっと私に抱きついていたのに、ガオさんをみると手を離した。

女性だと一目でわかる。
なのにこの人は男性物のスーツを着ている。
男装の麗人…
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