• テキストサイズ

ROSE【気象系BL小説】

第5章 Down on me


「和也?病院から出たら、俺のうちで一緒に暮らそうね」


和也が顔をあげた。


「え…」


「だから俺のお家で、俺と和也が住むんだよ?」


「ぼくとしょうさんが、いっしょに住むですか?」


「そうだよ。先生もいいよって言ってくれたよ?」


「先生がいいっていいましたか」


「言ったよ。和也のことよろしくねってお願いされたよ」


「ほんとですか?」


「ほんとだよ。だから、頑張って早く退院できるようにしような」


「…はいっ。どうすればいいですか。はやくしょうさんの家いきたい」


「まずは、お医者さんの診察受けること。おまわりさんとちゃんと喋ること。看護師さんのいうことちゃんときくこと。できる?」


「うう…」


「できないと、病院にずっといなきゃいけないよ?」


和也のお尻をすっと撫でる。


「ここの傷だって…消毒しないと治らないって、お医者さんが言ってたよ?」


和也の身体の傷で、一番深刻なのは、肛門の裂傷だった。


そこを触ろうとすると、一番嫌がって暴れる。


結局、素人の俺が消毒してやっていた。


力の加減を全くしないので、和也が暴れだすと、部屋中酷いことになる。


人も皆、青あざを作っていた。


どうにかしないと…
/ 420ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp