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ROSE【気象系BL小説】

第15章 Flower in the Sun








「はぁっ…はぁっ…」


俺は新宿に居た。


あの男…いない…


どこ行った。


辺りを見回しても、見つからない。


薬…


ちょうだい…


「お兄さん」


夜なのにサングラスを掛けた男が話しかけてくる。


「アイツ、今日しょっぴかれたから…」


「え…?」


「俺、持ってるよ?」


「お願い…売って?」


「いいよ。こっちきなよ」


男に導かれるまま後を着いてく。


ビルの陰、男のポケットから薬が出される。


金を渡して逃げるように、その場を後にする。


家に帰ったら小出さんに捕まるから、別の場所いかなきゃ…


どこに…


翔…


翔なら、俺を受け入れてくれる。


ねえ…


和也も一緒にシようよ…


きっと気持ちいいよ…


お薬打ってセックスすると、嫌なこと全部忘れられるよ?


ねえ、翔


一緒に、堕ちようよ。


和也も連れて行ってあげる。




お薬、打ってあげる
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