第14章 Coo Coo
「しょう…」
和也が目を閉じて、唇を突き出してくる。
風呂の湯気で、しっとりとした空気の中、やっと俺と和也はふたりきりで風呂にはいることができた。
どんぐりの実を、まだ握りしめてるのがかわいい。
「だめだよ…」
とか言いながら、湯船に浸かりながら、俺は後ろから和也を抱きしめて、乳首を弄んでる。
「あっ…だってぇ…」
泣きそうな声をだすから、増々愛おしさがこみ上げる。
「だめだよ…声がリビングに聞こえちゃうから…我慢して?」
「やっ…だからあ…ちゅーして?」
「だーめ。俺はお前の顔が見てたいの…」
そろそろと、手を和也の股間に伸ばす。
ぴちゃっという音を立てて、水面が波立った。
「だ…め…ぇ…しょお…」
声が聴こえないように必死で押さえてて…
なんてかわいいんだ…
「ごめんね…和也…大好きだよ…」
「あっ…ああっ…ぼくも…」
「ね…かずなり、いっしょの時のお顔、見せてよ…」
「やだぁっ…いっしょがいいっ…」
「ね。俺、みたいよ…」
「やだぁ…」
顔を真赤にして身を捩る。
俺の腕から逃れようとするから、がっしりと抑えこむ。
「だめだよ…逃がさない…和也」
「いじわるぅ…」