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ROSE【気象系BL小説】

第14章 Coo Coo









「かーずーくーん!」


二階から大声が聞こえた。


あっ


「こらっ侑李!」


慌てて階段を駆け上ると、翔と和也の部屋の前で癇癪を起こしてる。


「侑李!まだ寝てるんだから邪魔しちゃだめだろ!?」


「やああ!あそぶっ!」


「だめっ…眠いんだから、寝かせてあげないと!」


「やーっ!」


「こらっ!もうっ!」


ガチャっと部屋の扉が開いた。


翔が顔だけ覗かせた。


「悪い…雅紀…」


「あ。ごめん翔。今、連れてくから」


「二階でシャワーするから、それまで侑李押さえといて…」


「え?いいんだよ。ゆっくりしてて」


「いいって。大変だろ?お前も」


そう言うと、微笑んだ。


バカ…素っ裸の癖に…


カッコつけんなよ…


「侑李、シャワーしたら遊んであげるから」


「ほんと?かずくんも?」


「うん。遊ぶから。待ってて」


「はぁい」


侑李は俺を見上げると、首を傾げた。


「だっこ」


「はいはい…わかったよ…」


侑李を抱え上げると、翔を見た。


「朝寝の顔は、見甲斐があるねえ…」


「ばっ…!光源氏かよっ!お前!」


「はいはい…じゃあ。ごゆっくり」


侑李を抱えて、下に降りた。

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