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ROSE【気象系BL小説】

第14章 Coo Coo


「あっ…ああっ…しょうっ…しょおっ…」


和也の背が反る。


仰け反った背に手を回し入れて、和也をしっかりと抱きしめる。


腰を打ち付けると、和也の身体がビクンビクンと揺れて、中に響いてくる。


汗で滑らないように、細心の注意を払いながら、和也の身体を少し持ち上げると、下から思い切り突き上げた。


「あああああっ…」


和也のいいところめがけて、何度も何度も腰を突き上げる。


「はっ…はあっ…和也…」


「あ…しょおっ…」


俺の肩を掴んだ手にぎゅっと力が入る。


「ああ…和也…愛してる…」


「しょおっ…あいしてうっ…」


和也の目から涙が流れ落ちて、とても綺麗だった。


雫がシーツを滑っていく。


和也の少し長くなった髪が、シーツを滑って、漆黒の川のようで。


額にキスすると、その川の流れが変わる。


うまく動かない左手で髪を撫でると、和也が微笑んだ。


手を取ると、唇に寄せた。


指ひとつひとつにキスをしていく。


熱い塊が、腹に降りていく。


「あ…和也っ…も…いっしょ、しよ?」


「はぁっ…うっ…んっ…いっしょっ…」


上気した顔で、俺に向かって手を伸ばしてくる。


その手をぎゅっと掴んで、俺はありったけの力を込めて和也の中を突き進んだ。


「あっ…ああっ…しょおっ…」


和也がいきなり起き上がって抱きついてきて。


「きもちいいっ…」


俺を押し倒して馬乗りになると、自分で腰を動かした。


「和也っ…あっ…」


「しょうっ…いっしょっ…」


ぎゅうっと吸い取られるかと思った。


そのまま俺は和也の中で弾けた。


和也は自分を握りこんで、自らの手の中で弾けた。


そのまま、泥のように俺たちは眠った。


固く小指を絡めて。

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