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ROSE【気象系BL小説】

第14章 Coo Coo


「和也…」


「はぁい…」


「かずくん…?」


「はぁい?」


「かーず…」


「はぁい…」


ニコニコして俺を見上げると、俺を引き寄せてぎゅっと抱きしめた。


いる…


和也、ここにいる…


俺もぎゅうっと抱きしめた。


「好きだよ…」


「はぁい…」


そのまま、和也を貫いた。


「う…」


小さく唸ると、ぎゅっとシーツを握りしめた。


「和也…」


「しょお…」


目の端に涙をためて、見上げる。


「苦しい…?」


首を横に振ると、微笑んだ。


「うれしい…」


「和也…いっしょ…」


「う…ん…いっしょ…」


小指を出すと、絡めた。


「ずっと、一緒」


「ずっと、いっしょ」


ぎゅっと小指に力をいれた。


「ずーっと、一緒だよ…」


「うん…」


小指にキスすると、そっと解いた。


そのままゆっくりと和也の中を動いた。


「あっ…んっ…しょおっ…」


「あ…和也…」


和也の手を取って、シーツに縫い付けた。


「もう、離さない」


「しょうっ…」


「どこにも…いかせない…」


「いかないっ…いかないっ…」


きっと、そう。


俺たちは離れない。


死がふたりを分かつまで。



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