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ROSE【気象系BL小説】

第13章  Move Over


指にローションをとって、慎重に指を這わせる。


「んっ…あ…しょうさんっ…」


「大丈夫…すぐ楽になるから…」


ずぶりと一本、入れた。


滑りがいいから、すぐに指は飲み込まれた。


「しょうさぁん…なあに?これ…」


「ん…気持よくするためのお薬だよ」


どう説明したらいいのかわからない。


セックスしやすくするためのものだとはいえなかった。


雅紀とのこと、思い出しそうで…


あの時のこと、思い出しそうで…


「すぐ気持ちよくなるよ…」


そう言って、指を一本増やす。


だんだんと解れる度に、和也の身体が蠢く。


「あ…へん…へんになる…」


「いいよ…変になろうよ…和也…」


「うううーっ…やぁっ…でぅ…」


「いいよ…何回だって出していいよ?」


「やぁっ…いっしょ…するっ…」


和也が自分の拳を噛んだ。


その姿をみてたら、もう我慢ができなかった。


「和也…いっしょ…」


「しょう…いっしょ…」


左手を頬に添えた。


あたたかい…


ここにいる。


和也がここにいる…


そのまま、和也の蕾に俺を当てた。


「いっしょ…」


和也が嬉しそうに微笑んだ。


何も変わらない、真っ白な笑顔。
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