• テキストサイズ

ROSE【気象系BL小説】

第3章 Call on Me


次のバイトの休みに施設を尋ねると、先生は喜んで迎えてくれた。


かずなりくんを呼び出すと、笑顔でこういった。


「和也くん。今日は櫻井さんが遊んでくれるって。お仕事、おやすみしていいよ」


「ほんとですか!」


「毎日、見てたもんね。今日はたくさん遊んで貰いなさい」


「あっ…せんせぇ。それは言っちゃだめです」


「毎日見てた?」


「あら。ごめんね。和也くん…」


「やだやだ…先生のばか」


真っ赤になってかずなりくんは職員室を飛び出していった。


でもすぐ戻ってきた。


ドアから顔だけ出すと、先生にあっかんべーをした。


「先生くちがかるいです」


「ごめんね…ほんと…」


「しょうさん、いきます」


かずなりくんは俺に駆け寄ると、手をひっぱった。


「ど、どこいくの?かずなりくん」


「みえない場所」


どきっとした。


まさか、かずなりくんきもちいいことってやつをしようとしてないか?


「します」


ぼそっと答えた。


え?俺、なんにも言ってないよな…?


「ぼくは、しょうさんときもちいことがしたいです」


きっぱりと言い切って、かずなりくんは俺を突然、部屋に押し込んだ。
/ 420ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp