• テキストサイズ

ROSE【気象系BL小説】

第12章  Maybe


「そうそう。やっぱね。するんだったら、日本人がいいからね」


「なんで?」


潤が興味津々に身を乗り出した。


「やっぱり締まり方が違う」


「ほほぉ~~~」


「やっぱさ、同じ国で生まれたんだ。身体だって、同じ国の男を受け入れやすいようにできてんだろ?」


難しいことを講釈するように言っているが、単純にスケベな話だ。


「こっちで、何人も女、抱いたけど…やっぱ日本人が最高だよ」


「だよなー!」


潤と翼がグータッチした。


「あんた、話あうな!」


翼が嬉しそうに笑う。


「俺、日本でロシア人と付き合ったことあってさー」


延々と二人の猥談は続いた。


智と俺は、ついていけなくなって黙ってた。


女となんて、ヤったのいつが最後だろ…


覚えてねぇや…


智を見ると、口を開けてふたりを見てた。


「ぷっ…なんて顔してんだよ…智」


「いやぁ…潤がロシア人と付き合ってたの知らなかったぁ…」


「そこかよっ!」


翼と潤は、回りが日本語がわからないことをいいことに、猥談をずっと続けてた。


俺と智は時々ぽつぽつと話しながら、二人の盛り上がりを見守ってた。


バカだ…こいつら…

/ 420ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp