第16章 イエロー
初めて彼女と言われたあたしは恥ずかしくなった
店「あら、彼女ちゃん顔真っ赤だよ。って、お前も赤いな」
大輔さんを見ると赤くなっていた
店「なんだ初心な2人だな。付き合ったばっかりか」
そうです。昨日からですなんて言えるわけがない
店「しょうがねーな。今日は俺が奢ってやるよ」
浪「え、まじで!?」
店「……さっきのは幻かよ。ま、いーよ。どこでも座れ」
────────
帰り道
「美味しかったです」
浪「なら良かった」
と話していると
浪「……あのさ、本当に俺で良かったの?」
「なんでですか」
浪「だって俺より良い奴他にいるのに、吉野さんとか大人だし、木村くんとか頼りになるしさ。それにくらべたら俺何も出来ないよ」