第14章 レッド
それから連続でKiramuneメンバーの曲を歌わされた
「あの、もういいですか?」
入「…………」
「自由さん?」
入「うん。わかった」
「?」
入「実はさ今回作詞するって決まった時言われたんだ。
自分にとって歌とは、Kiramuneとは何かを書いて欲しいって」
それで俺の好きな曲を歌わせちゃったごめんね
と笑う
「役に立ちましたか?」
入「え」
「あたしの歌なんかで役に立ちましたか?」
入「すごい役に立ったよ。大切な曲たちを大切な人が歌ってくれたんだもの。役に立たないとおかしいでしょ」
あたしの手を握る自由さん
入「俺さ、Kiramuneに入れてすごい良かったと思ってる。だってさ、あんな素敵なメンバーに出会えたんだもの。それに君にも。」
「あたしもです。自分の力だけでどうにかしようと思ってた頃が嘘のようです。
自由さんはあたしのヒーローです」
入「ヒーロー?」