第14章 レッド
部屋の中には音楽が流れる
画面にはよく見るアーティストさん
そして机には飲み物と食べ物
そして、隣に座っている自由さんの手には
マイク
歌い出す自由さん
今、カラオケに来ている
1曲歌い終わった自由さんに尋ねる
「なんでカラオケに?」
入「こんど新曲出すんだけどさ、自分で作詞することになったんだ。それで自分にとって音楽って何かな、って思ってさ。
それでちょっと歌いたくなって」
そう言って笑う自由さんは子供のようだ
入「名前も歌いなよ」
「え、あたしは……」
入「いいから、何でもいいよ」
「・・・じゃあ」
あたしはある女性シンガーの曲を歌った
入「上手いよ!すごい」
「そんな、自由さんの方が上手ですよ。ライブでも本当に素敵でしたし」