第6章 行動 ~M~
思いっきり大声で叫ぶ
「助けて、助けて入野さん!」
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ドアに寄りかかり待つ
10分ほどして聞こえた声に俺は反応した
『助けて入野さん!』
直ぐに中に向かうと押し倒され服も乱された彼女
男「なんだお前」
上にはあの時の男
言葉では説明できない感情が湧き上がる
無言のまま男を突き飛ばすと彼女を連れて車に戻った
自分の上着をかけて上げると
泣きながら"ありがとう"と言われた
不謹慎だがその安心している表情に胸が高なった
あれ?もしかして俺……
シェアハウスを出る時を思い出す
特に心配していた3人ともう一人俺を睨むように見ていた人物を思い出す
自覚してない人もいるがあの4人の仲間入りしたんだろう
隣を見るとはだけたうえに涙目の彼女
自覚したばかりの気持ちを煽るには充分すぎた
苗字さん
いや
入「名前…」
頬に唇を落とした
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