第6章 行動 ~M~
男「名前」
あたしを呼ぶと手を引っ張り押し倒した
男「やっぱり戻ってきてくれたんだな!俺もう我慢の限界なんだ」
すぐに行為をしようとする男に話しかける
「やめて。話がしたい」
男「そんなの後でいい」
お構い無しに服を脱ぎあたしの服に手をかける
「なんでお母さんを裏切ったの」
この一言で男は動きを止めた
男「裏切ったのはあいつのほうだろ……俺は騙されたんだ。
俺は自分の子供がずっと欲しかった。あいつもそれを知っていた。なのに
結婚してから子供が出来ない体だと言った」
その時男の目に涙がうかんだ
あぁ、この人は大好きな人に裏切られたのか……
そう思った
しかしそんなことを深く考えている暇はなかった
男は再び服を脱がそうとした
「なんで、お母さんが好きなんでしょ」
男「好きだ。でも、もう居ないし子供もできない。ならあいつにそっくりのお前に俺の子供を産ませればいい」
さっきまでとは違い本気の目をしていた
本能で危ないと分かった
流石に男の力には叶わず逃げ出すことができない
どうすれば……
そして思い出す
"ここにいるから"