第5章 決意
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あの人に会う
この子は何を言っているんだ
僕はそう思った
柿「何言ってんの?ダメに決まってるだろ!未だにあの男は名前ちゃんのこと狙ってるのに」
そうだかっきーの言うとおりだ
『だからです。
今、大丈夫でもこれからは分かりません。
ちゃんと話したいんです。だって、最初は優しい人だった。誰が見てもお母さんを愛してる人だった。
でもある日離婚前の両親と同じような雰囲気になったんです。それからあいつは……』
向こうにも向こうなりの理由があるってか
岡「でも、危ないよ」
浪「1人とかだめだよ」
「いいんじゃない。俺が一緒に行くよ」
自分でも意外な言葉が出たと思ってる
木「みゆが?」
柿「何言ってんの?行かせられるわけないじゃん」
怪訝そうに言う
「俺はこの子の言うことにも一理あると思う」
「ねぇ、俺が一緒じゃだめ?」
『だめじゃないですけど……』
「なら決まり。あいつのいる場所知ってる?」
『はい。あの家にいるはずです』
俺は直ぐに予定を立てると部屋に戻った
「何やってんだろ。俺」
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