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輝きVOICE

第3章 不運




「離してよ」

「なんでそんなこと言うんだ。お父さんはお前のことが好きなのに……愛しているのに」

あたしの身体を撫でながら言う


気持ち悪い……


あの頃のことが思い出される


母「なんで……あんたが、」
「お母さん」
母「私はあんたの母親なんかじゃない!泥棒猫が」


嫌だ。また誰かに……


男がトイレの中に連れ込もうとする

「何すんの!」

男「決まってるだろ」

抵抗し続けることが出来ずにいると


「おっさん何やってんの?」


逆の手を掴まれた


男「誰がおっさんだ。まだ30だ」


「俺より年上ならおっさんで十分だ」



「……入野さん」



入「苗字さん、大丈夫?」


「あ、はい」


入「あ、逃げられた。賢章くん、ごめんね」

賢「いえ、大丈夫ですよ」

入「良平くんとかと来たんだよね。何処にいるの」

「あっちの服屋に」

入「賢章くん、良平くんと江口くんとかっきーいると思うから呼んできて貰っていい」

賢「いいですよ」


一緒にいた男性は服屋に向かった


入「あんま面倒なの嫌いだから単刀直入に聞くけど、あの人義理の父親でしょ」

なんでそんなこと知っているのか分からなかったが今はそんな状況じゃなかった

「はい」


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