第3章 不運
----良平side----
「それを聞いてどうするんですか?」
柿「それは…」
『率直に言わせてもらいます。
心配して下さるのは有難いですが、深く関わろうとしないで下さい。
父親から何か言われたのかも知れませんがほっといて下さい。
あたしが自分で断ち切るんです。
じゃないと……』
何かを堪えるように言う
正直俺はこの子が苦手だ
確かに綺麗だと思う
実際この中に一目惚れしたやつも3人ほどいる
例えば隣でパニクってる柿原とか
「ねぇ、今度出かけようか」
自分でも分からないが彼女を誘っていた
柿「へ?ふ、2人で?」
焦っているかっきーも面白い
「かっきーもな。」
『……わかりました。』
「じゃあ後で連絡するな。」
犬のように喜ぶかっきーを連れて部屋から出た
部屋から出ると
江口がいた
江「良平さん名前ちゃんと出かけるんですか?」
面倒な奴に聞かれたな
「あぁ。今度な」
江「僕も行きたいです!」
やっぱりな
「いいよ。お前の予定後で教えて」
キラキラSEが聞こえそうな笑顔で喜ぶ江口をかっきーが睨む
それに気づいた江口もかっきーをにらみ返す
火花が飛んでるよこの2人……
「はいはい。終わり!お前ら部屋に戻れ」
2人はしぶしぶと戻って行った
本当に面倒だ
---良平sideend----