第3章 不運
あたしがシェアハウス来てから1週間ほどがたった
あたしは必要最小限の時以外部屋から出なかった
コンコン
「はい」
柿「ごめんね。ちょっといいかな」
「どうぞ」
ドアが開くと柿原さんと木村さんが入ってきた
「何でしょうか」
柿「あのさ、今日は平日なんだけど学校行かなくていいの?」
木「苗字さん高校生だよね」
「……いいんです。もうずっと行ってないんで」
柿「………………」
木「単刀直入に聞くけどいじめとかでしょ。」
柿「ちょ、良平」
「別にいいですよ。本当のことですし。それにもう通信制の学校に変わってますし」
柿「この間の郵便のか」
「そうです。父が戻ってくる12月までは月1で届くのでよろしくお願いします」
木「そっか。じゃあさ、正直俺もあんまり触れたくないんだけど、
お母さんが再婚してから新しいお父さんと何かあった」
あたしは真剣にでもどこか冷たい目で見てくる木村さんを見た
この人は
何か分かってる
柿「え、何?へ?」
隣の人は分かってないが