第22章 ライトブルーの赤
食事を食べ終えてからしばらく経つが席を立とうとしない良平さん
「・・・あの」
木「な、何?」
「そろそろ帰りませんか?」
店の中は9時を過ぎているからか人がまばらになっていた
木「あのさ、話があるんだけれど聞いてくれる?」
「はい」
緊張している様子の良平さん
こんな姿を見たことはない
木「付き合ってからさだいたい半年がたったじゃん」
「そうですね」
木「名前はさ、高校卒業して大学に進学するでしょ」
「はい」
木「高校はさ、通信制だから心配なかったんだけど・・・大学は通うわけだから、さ。あの、ね」
本題をなかなか言おうとしない
「良平さん?」
木「まだ学生だから言おうか迷ったんだけど…………
大学卒業してからでいい。なんなら働いて暫くたってからでもいい
俺と結婚してほしい」