第22章 ライトブルーの赤
中は予想通り高そう
ただのワンピースのあたしは場違いのような気がした
「良平さん、よく来るんですか?」
木「たまーにね。そんなに来ないよ」
と笑う
やっぱり良平さんはおしゃれな場所を知っている
通された席は窓際の景色の綺麗な場所だった
「凄いですね」
木「でしょ?この席はこの店で1番綺麗な席なんだ」
「え」
木「実はね、結構前から予約してたんだ」
「そうなんですか!?」
木「ふふ。驚いてくれた。じゃあ食べようか」
運ばれてきたコース料理はすべて美味しかった
「良平さんはやっぱり美味しいお店知ってますよね」
木「喜んでもらえたようだね。良かったー」
「良平さんの選ぶものはなんでも喜びますよ」
木「ありがとう」