第22章 ライトブルーの赤
日も暮れてパークとは別の場所で食事をするらしく車を走られていた
木「どうだった?」
「とっても楽しかったです。」
木「本当に?」
「え」
木「なんか考えてない?俺だって役者なんだから作ったものぐらい見分けられるよ」
「……ちょっと不安になったんです。良平さんってかっこいいじゃないですか。遊んでいる時も他の人から熱い視線を送られてたりして。そしたら、隣に自分がいていいのかなって」
木「そんなこと?」
「そんなことって」
木「だってそうだろ。確かに周りから見たらそう思う人もいるかもしれない。
でも、お前は俺が選んだ。誰かに言われたからじゃなく、お互いに選んだから隣にいるんだろ?何?お前は誰かに言われたから俺の隣にいるの?」
「違います!あたしがいたいからです!」
木「俺もお前の隣がいい。お互いに一緒にいたいならそれでいいじゃん。誰が何と言おうと」
真剣に向き合ってくれる姿に不安が取り除かれる
「ありがとうございます」
木「そんな謝ることじゃないよ。ほら着いたよ」
外には見た目から高級感漂うレストラン
「え、ここですか」
木「そうだけど」
「高そう・・・」
木「俺のおごりだから気にしない」
「気にしますよ!」
あたしの言葉は聞かずに中に入って行ってしまった良平さん