第20章 ライトブルーの黄色
江「え。あ、ここね海の見える展望台があるからそこに行こうかなと。時間的に夕日とか見えるかな」
「海が見えるんですか」
江「うん」
拓也さんは話している間あたしのことを見ようとはしなかった
何かしちゃったかな……
不安になる
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江「ここだよ」
その言葉に前を向くと綺麗なオレンジの海が広がっていた
「綺麗ですね!拓也さん」
江「うん。きれい・・・」
あたしを見て言う
「あの、あたしじゃなくて夕日が……」
江「確かに夕日も海も綺麗だよ。
でも
君の方がきれい・・・」