第4章 バレンタイン
なんでいるのそんなことが一番に頭をよぎる
しかもかっきーさんと……
『あの!のぶ君!』
いの間にか目の前にいるりつちゃん
『これ、受け取ってください!』
四角い甘いものが大好きな僕がよく見る箱を渡された
「これは」
箱を開けると美味しそうなチョコケーキ
「これって」
『バレンタインなので作りました。初めて作ったので美味しいか分かりませんが、わっ』
あまりの嬉しさに抱きしめる
「ありがとう。どんな物でも食べるよ。だってりつちゃんが作ってくれたものだもの」
『ありがとうございます・・・』
「あのーー」
「俺ら忘れてる?」
「なんかずりー」
「まぁ、まぁ」
その言葉にりつちゃんが離れる
『あの、本当にありがとうございました!』
江「いいよー。役に立ったなら」
柿「ねー俺にはないの?」
『ありますよ。マフィンです。あ、みなさんもどうぞ』
4人にマフィンを配っている
義理だとわかってもやっぱり僕だけに欲しかったな
----信彦saidend----