第1章 初デート
「え」
実は良平さんの家に家出して帰ってきてからのぶ君は私には手を出さなくなっていた
もしかして、観覧車で2人になることを躊躇っていたのかもしれない
「あの、のぶ君我慢していることない?」
岡「……」
「正直に言って」
体を反転させ彼を見る
岡「……あの事があってから君に触れないようにしてた。でも、大学の友達と仲良く喋ってるのみて思わず抱きしめちゃって、なんか枷が外れたような気分
君に触れたい」
真っ直ぐな瞳で言われたストレートな言葉は私の顔を赤くさせた
「私も、もっと触れて欲しい」
そして頂上に差し掛かった時
私達は唇を重ねた