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イケメン王宮、真夜中のシンデレラ/ルイ編

第2章 ~第二章~二人の想い


―――翌日――…


私が目を覚ますと、隣には小さな寝息をたてて眠るルイの姿があった


(ルイ…綺麗…)


長い睫毛と綺麗なブロンドが朝日に照らされているのを見て、私は思わずルイの髪をそっと撫でた


ルイ「んっ…ユヅキ…?」


「おはよう、ルイ」


私が笑顔で挨拶するとルイはふっと頬を綻ばせた後、私をぎゅっと抱き締めた


「…っ、ルイ…?」


ルイ「…まだもう少し時間があるから、このままでいたい」


ルイのその言葉に私は小さく頷いて、再びルイと一緒に眠りへと落ちていった






―――――…


ルイ「……ユヅキ、起きて」


「んっ…」


私が身をよじると、ふいに身体が重たくなった


(………?)


不思議に思い、目を開けようとすると、突然唇に柔らかいものが触れた


「……っ!!」


驚いて目を見開くと、そこにはクスッと妖艶な笑みを浮かべたルイがいた


ルイ「…おはよう、ユヅキ。ユヅキがなかなか起きないから、おはようのキス、しちゃった」


そう言ってわずかに頬を染めるルイに、私は思わず見とれていた


(……っ、ルイ、ずるいっ…そんな可愛い顔されたら怒れないよ…)


そう思い、赤く染まった頬を隠すようにシーツを頭まで被ると、すかさずルイがそれを取って私の顔を覗きこんだ


「…っ、ルイ…?」


ルイ「…ごめん、もしかして嫌だった…?」


「え…?」


ルイ「ユヅキの寝顔を見てたら、我慢できなくなってキスしたから…」


そう言って子犬が耳を垂れてしょんぼりと俯くようなルイの姿に、私の胸はきゅっと締め付けられた


「ううん、嬉しかったよ。起こしてくれて、ありがとう、ルイ…」


そう言って私からも唇に触れるだけのキスをすると、ルイは嬉しそうに頬を綻ばせた
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