第2章 ~第二章~二人の想い
―ルイside―
――――朝食後――…
「じゃあ、いってきます」
そう言っていつも通り、いってきますのキスをしてルイはふっと微笑んだ
ユヅキ「いってらっしゃい、ルイ。お昼には戻れるんだよね?」
「うん、でもなるだけ早く帰るよ。ユヅキと昼食も一緒に食べたいから」
そう言ってルイは城を後にした。
(…ユヅキには心配かけたくないから、公務だって言って黙って来たけど…ユヅキも来たかったかな…?)
そう思いながら、ルイは一通の手紙を握りしめ馬である場所へと向かっていた
――――――……
??「…わざわざ呼び出して、すまないな」
「いや、構わない」
そう言って淡々と話すルイの前にはゼノがいた
「ところで、俺を呼び出した本人は?」
ゼノ「…ユーリなら牢にいる」
「牢に…?」
眉を寄せて苦しげに言うゼノを見て、ルイは真っ直ぐな視線を向けた
「…そう。じゃあ、少し話してくる」
そう言ってルイはユーリのいる牢へと向かった