As well be hanged for .....
第1章 プロローグ
少女たちの父親が謎の死を遂げた。
仕事に出かける。と笑った背を見たのが少女たちと父親の最後。
少女たちの父親が死んだ場所には、片足と大量の血痕だけがその場に残されていた。
少女たちは父親の仕事を継ぐ。
尊敬して愛していた父親の背を追う。
闇に浮かぶ暗い海の色
鮮やかに発色する、カイヤナイト
闇に紛れる深い森の色
爛々と輝きを放つ、エメラルド
しかしやがて、エメラルドの前からカイヤナイトは姿を消した。
エメラルドは強く心に誓うのだ。
必ず、真実を突き止めて見せる。
と。
(毒を食らわば皿まで)