第2章 六つ子と1
そのあとはチョロ松が窓とかガスとか確認し、ちゃんとドアも閉めて家を後にした。
毎度私は思うことがある…
『…毎回思うんだけど7人で横に歩いたら邪魔じゃない?』
お)いいっていいってそんなもん!
カ)今頃気にすることじゃないぜハニー…!
チ)まぁ車が来たらどいたらいいしね。
一)てか来た方に退かせればいいじゃん…
十)大丈夫でっす!
ト)アイちゃんが気にすることじゃないから!
『…ならいいが…』
他愛ない話をしつつ歩いていると前から足音がする…それと同時にカラカラカラ…っと何かを引きずる音や笑い声が聴こえる、そっちを横目で見ると明らかにがらが悪そうな連中が此方に向かってくる。
男)いたいたぁ…!松野の六つ子と黒猫さんよぉ!
お)あっ?…何々ぃ?俺達に何かご用?
男)そう、ご用だよ!こんだけ連れてくりゃあお前らだって無理だろぉ?
チ)…ずいぶんと嘗められたね僕達…
『全くだな…こんな寄せ集めで…』
くだんない…
男)あぁ!?んだとぉ…!やっちまえ!
男の声と同時に後ろにいた男達が一斉に飛びかかってくる、それは此方も同じである
おそ松はメリケンサックを装着し
カラ松は手や肩をひっきりなしにならしている
チョロ松は少し飛び足を慣らし
一松は何処からともなく鉄パイプ
十四松はいつも持ってる金属バット
トド松は携帯しているスタンガンを手にする
私はカッコつけかとは思われるがトンファー
…結構しっくりくるんだよね。