第2章 六つ子と1
私は手早く調理を済ませる、昨日作りおきしておいた肉じゃがを温めている際後ろからフワリ…と心地好く暖かい…
『どうした?』
お)なんでも…ただ抱き締めたくなっちまって
お腹に回る腕を軽く撫でてやるとキュッ…と手を握られる…まぁ温めてるだけだからいいか…
私はおそ松に腕を離すように話しかけるおそ松は少し考えるようなそぶりを見せたが素直に離した
『ん』
お)えっ…
『んん!』
私はおそ松の方に向き腕を平げたおそ松はポカーン…としながらもへへっ!と笑い抱きついてきた…同時に私の体は抱き上げられ何時もなら見上げるおそ松の顔が下にきた…これは何時ものだ…
お)何時ものお願い!
『はいはい…』
私はおそ松のおでこにかかる髪の毛を払いのけ一つキスを落とした…
チュッ…
お)かぁぁぁあ!…やっぱり朝からしてもらうと気分いっいっな!
『そうか?』
お)おう!
ニカッ!と笑うおそ松の頭を撫でてやるとグルグルと回された…朝からパワフルだ…
そのあと少しばかり喋り過ぎたためにたたせ過ぎた肉じゃがをハフハフと頬張るおそ松を見ながら小さく切ったじゃがいもを口にいれる…うん今日も美味しい…
お)ご馳走さま!相変わらず旨いな!
『ご馳走さま…ありがとうそういってもらえると嬉しいよ…』
私は口元に手を持っていき薄く微笑む…
おそ松は頬を染めながら手を頭に持っていき組む
そのあとザァーっと洗いそろそろ出ようと思った矢先にピンポーンと軽快な音が響いた…着いたのかな?
ガチャン…
『おはよう…』
十)おっはよーございマッスルマッスル!!
チ)コラ!十四松飛び出すな!おはようアイ
カ)ふっ…朝から輝いているぜヴィーナス…!
一)うっさいんだけど…おはよ
ト)おはよー!ゴメンね朝からうるさくて
『ううん…気にしてないよ…?』
これで松野家が全員揃った…
上から
松野おそ松
松野カラ松
松野チョロ
松野一松
松野十四松
松野トド松
これが私が何時も行動を共にする松野家の六つ子…騒がしく感じる事もあるけど…今はこの空間が私の安らぎだ…