第4章 ♥ギラついたアクター
「えっ? …え、何?」
掴んだその手をグイッと引き寄せ、メガネさんの顔をまじまじと見つめた。
「君…可愛い顔してるね?」
嘘よぉ、なんて言いながら監督もメガネさんの顔を覗き込んだ。
「あっら〜、ほんとぉ、可愛いじゃないのよぉ〜♪」
俺と監督の顔を交互に見ながら、メガネさんが少しずつ後ずさる。
「監督、キマリっすね?」
「もちろんよぉ♡」
監督はいそいそとカメラの準備を始めた。
それを見たメガネさんは、漸く事態を把握したのか、
「オイラ、ムリっす…よ?」
そう言って首を傾げた。
フニャンと困った顔のその仕種が、超絶可愛いんだけど〜(//∇//)
「いいのいいの、俺に任せておけば♪ 悪いようにはしないからさ」
ウィンクのおまけ付きだ。
「…マジか…」
うん、そうそう“マジ”ですよ♪
「潤ちゃ〜ん、準備出来たわよぉ〜」
監督もいつになく張り切ってるのが、弾んだ声で分かる。
「さ、こっちへおいで?」
メガネさんの腰に手をまわした。
見た目通り、華奢な腰だ。
こんな細い腰なのに、俺のビッグマグナムと言っても過言ではないMJを受け入れるんだ、と思うとヒリヒリが止まらない。
俺はメガネさんを優しくエスコートして、ベッドサイドに座らせた。