第3章 ♥オレはトレーナー
雅紀side
潤の顎を乱暴に掴み顔を鏡に向けた。
羞恥に視線を逸らす潤の頬を舌で舐め上げる。
「潤、お仕置きして欲しい?」
耳元に甘い声で囁いてやれば、途端に目を潤ませ、
「お願いします…ご主人様…」
と、掠れた声で懇願する。
「よーし、いい子だ。丁度いい、お前には新人の相手でもして貰おうか?」
驚きに見開かれる瞳が揺れた。
「…いや、俺はご主人様…が…ヒッ…!」
言いかけた潤の背中に何度も鞭を振り下ろす。
痛みに仰け反る身体が揺れる度、鈴の音が鳴り響いた。
「さぁ、入ってお前いで、翔」
扉が開き、素肌にエナメルの下着だけを身に着けた翔が入って来る。
「ほら潤、翔にご挨拶しな?」
涙と唾液で濡れた顔を上げ、潤はウットリとした表情で翔を見つめた。
「あぁ…ご主人様…俺を虐めて…下さい…」
翔はベッドに上がると、エナメルの下着を下ろし、既にそそり立った自身を潤の口に突っ込んだ。
「望み通りにしてやるよ」
潤の後頭部を押さえ、腰を振る翔。
俺は潤の後ろに周り、潤の蕾に自身を宛がった。
ビクッと振るえる腰を押さえ、一気に捩じ込む。
「グッ…ァァ…ァァッ…」
潤の口から呻きが漏れた。
「お前は本当にイヤラシイ男だね? ほら、良くみてごらん?」
翔を口にしたまま、髪を掴んで顔を上向かせた。