第19章 プールで監視?
ピッチピチのパッツンパッツンのビキニを履いた上に、ジャージチックなハーフパンツを履いた。
緑のキャップを被り、青光りするグラサンをかけたら、
「ホイ、完成!」
しっかし、これってかっこよくはないよね…
「リーダー、準備出来たっス」
「………はい、これ」
続いてオレに渡されたのは、”ホイッスル”と”拡声器”。
オレはホイッスルの紐を首にかけ、拡声器を肩に担いだ。
拡声器って、案外重いのね…?
知らなかったよ…
「で、オレどこ行けばいいんスカ?」
準備は出来たし、後は自分のポジション確認だけ。
「………あっち」
相変わらず無愛想なリーダーが指を指す。
「あぁ、あそこッスネ? んじゃ、張り切って行ってきます」
オレはリーダーが指さした監視台へと向かって走り出した。
…と、プールサイドは走っちゃいけませんね(笑)
梯子を伝って監視台の上に登ると、案外高いことにちょっと驚く。
でも、この位置からだと、プール全体が見渡せる、ちょっとした観光スポット(?)だ。
オレは監視台の天辺に腰を降ろし、プールの監視を始めた。