第19章 プールで監視?
やって来たのは市民プール。
そう、市民のための市民による市民のためのプール。
でもオレはプールを楽しむために来たわけじゃあない。
なんと、“プール監視員”のバイトが決まった。
ま、ライフセーバーの資格が約に立ったんだろうね。
面接も一発合格だったし♪
「相葉雅紀っス。宜しくッス」
監視員のリーダーに挨拶をすると、無言で差出されたビニールの袋。
「なんすか、これ?」
「それ着て」
「は、はぁ…」
愛想ねぇ兄ちゃんだなぁ…
「更衣室向こうだから」
俺は渡された袋片手に更衣室に入ると、袋の中身を全部床に広げた。
緑色のキャップに、サングラス、ジャージチックなハーフパンツ。
そして…超ビキニの水着…
服を脱ぎ捨て、下着も取ると、代わりに超ビキニを履いた。
でもさ、これってさ…
油断大敵、ってヤツじゃない?
ギリギリなんだよね…
何が、って?
オレの俺様の頭がさ、飛び出しそうなんだよね…
でもそんなことも言ってられないか…