第16章 ♥DVDレンタルしてどうするの?
「う~ん、そうなのかなぁ?」
「そうだよ、だって雅紀いつもさ…」
ん?
んんん?
いつもなんだい、智よ。
「そっか、そうだよね? オレ、エッチなのかも」
認めるんかい?
「じゃあさ、コレ、借りてみる? でさ…」
なになに?
『お兄ちゃん、だめ…出ちゃうから♡』だと?
「オレ、お兄ちゃんになってあげるよ?」
「えっ、マジで? じゃあオイラは、妹?」
「うん、そうそう。どう、やってみる?」
「ふふ、やってみたい、よ?」
なんだなんだ、その激カワ上目遣いはっ!
「あとは? 一週間借りれるから、取り敢えず7本はかりとかないとね?」
君たち、お盛んなんですね?
「んじゃ、これも♪」
『満員電車で痴漢』?
智、君は意外とマニアックなプレイを好むようだね?
しかし”痴漢プレイ”を、一体全体どう楽しむのか?
私は疑問なんだが…
「でもさ、これだったら帰りの電車でも出来るんじゃない?」
「どうやって?」
「なんなら今でも出来るよ?」
い、今⁉
「そうなの?」
「うん。ほら、ちょっとここ立ってみて?」
そんな”死角”に立たせてどうする?
「ここ?」
「そこでいいよ。じゃあオレ痴漢役ね?」
な、なに?
まさかここで”痴漢プレイ”をっ!?