第13章 オイラは売れっ子カメラマン
カメラマン大野side
「今度は頂戴ね、大野さんのを、僕のココに…」
って…
どういうこと?
オイラ、挿れられるんじゃなかったの?
もしかして、
オイラ、挿れる方だったの?
へっ?
だとしたら、超勿体ないことしたんじゃない?
「マジか?」
「うん、マジで」
レンズ越しに、二宮くんが二カッと笑う。
「んじゃ、とりあえず“専属契約”でもしちゃう?」
「んふ、印鑑はココに押してね?」
「お、おう、任せとけっ!」
後日、オイラと二宮くんは正式に“専属契約”を取り交わした。
オイラは二宮くんに…
そして二宮くんはオイラに…
それぞれの契約書に、超熱い“印鑑”を押した。
「これで完璧ですね?」
「んぁっ…はぁ、二宮く…の“印鑑”…太す…ぎ…」
契約成立