第13章 オイラは売れっ子カメラマン
モデル二宮side
大野さんのお口の中は、想像以上に熱かった。
それに舌使いが半端なく…上手い。
これは慣れてるな…
大野さんにアレコレ注文を付けながら、僕は確信した。
「ふひはらりふれはひい?」
ほら、ちゃんとお次の注文までお強請りしちゃうんだから。
「大野さん…僕を撮って?」
「へっ?」
「大野さんに撮って貰いたいの…僕の淫らな顔…」
僕を口一杯に頬張ったまま、大野さんがキョトンとした顔をする。
「撮って欲しいの…お願い♡」
僕は極上の笑を浮かべる。
すると大野さんがフニャンと笑って、僕から手を離し、テーブルの上のカメラに手を伸ばした。
「ほっへはへりゅよ」
カメラを構え、僕を見上げる。
「や、恥ずかし…」
「ふふ、はわひーよ?」
大野さんの指が絶え間なくシャッターを切っていく。
その度に僕の中心は大野さんの口の中で、ビクビクと歓喜に震える。
「お、大野さん…
もう、僕…僕、あ、あん…あぁっ!」
僕は大野さんのお口に、思いの丈を吐き出した。
「…ん、はぁ…はぁ…ちゃんと、飲んで、ね?」
カメラ片手に目を白黒させる大野さんの口を、手で塞いだ。
ゴクリ…
大野さんが喉を鳴らした。