第12章 ♥家”性”夫は見た?
「よ~く見ておくんだよ、いいね?」
旦那様が奥方様にウィンクをする。
「はぁい♡」
可愛くお手手なんか上げちゃって…あんた”男”だろ?
旦那様が俺の後ろに回り、両足を持ち上げられたと思ったら、物干し竿に括り付けられた。
これでは火炙りにされてる”豚”じゃないか!
「きゃはっ♡ 丸見えぇ~」
奥方様の指が、俺のお尻に入ったブルブルをツンツン突いた。
その度に奥に当たって…
「あ、あ、ダメ…触らないでぇ~、イッちゃうからぁ~」
俺は奥方様の顔めがけて思いっきり”ミルク”を吐き出した。
「いやぁ~ん、ベトベトぉ~」
顔にかかった”ミルク”を舌でペロリと舐めとると、奥方様の顔が一変した。
「…てめぇ、誰に向かって吐き出してやがんだよぉ、あぁ?」
誰?
あなたは誰?
「あ~あ、俺し~らない」
俺の耳元で旦那様がポツリ呟く。
「えっ? な、なにが…?」
戸惑う俺をよそに、奥方様がフワフワのスカートを捲り上げた。
スカートの奥には…立派なアレが…俺を見上げていた。
「あ、あの…まさかのまさか、ですか?」
俺は背中の旦那様を振り返った。
「そ。そのまさか、だね」
超絶イケメンがウィンクを一つプレゼントしてくれた。