第11章 Dream House feat.「こたつ de ×××」
僕がやりたかったこと…
それは、この「Dream House」を、より僕達らしく、たくさんの夢が詰まった“家”にすること。
勿論、今のままだって充分夢は詰まってると思う。
だけど、もっともっとたくさんの“夢”が詰まった、僕達だけの“場所”にしたいんだ。
そのために僕は前もって用意してあった“絵”をみんなに見せた。
本当はさ、翔君には一番最初に見せたかったんだけど、昨日はあんなコトになっちゃって…
結局見せられなかったのが、ちょっと残念だけど…
ま、そんなことはさておき、僕が描いた”絵”を見るなり、黙々と準備を始めた4人は、それぞれの得意分野を考慮しながら、役割分担を決めた。
元気が有り余ってる様子の相葉ちゃんと、性欲の塊の翔君は、当然だけど力仕事。
和は組み立てる作業。
そして最も重要な塗装作業は、繊細さも必要になってくるため、ちょっと不器用なのが気になるけど、松潤と僕。
僕に至っては”現場監督”の称号まで与えられた。
だから、なのかな?
みんな僕を呼ぶ時は”監督”って言うんだ。
”リーダー”って呼ばれるのだって15年かけて漸く慣れて来たのに、”監督”って呼ばれるのは、なんだかむず痒かった。